連載・コラム
スイーツとの付き合い方を考える
先日、ヨーロッパ滞在から日本にお戻りのクライアントさんに
ボディーワークのセッションをさせていただいた時に、
「夕方ぐらいに突然とても眠くなるのだが、
眠くなる時間が、滞在していたエリアの夜の時間ではないので時差ボケではないはず。
日本にいることの疲れだろうか。」
というご相談をいただきました。
時差ボケについて改めて調べてみたところこんな記事を発見しました。
「時差ボケは忘れた頃にぶり返す 」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO92517070W5A001C1000000
時差ボケの原因について誰もが思いつくのは
「体内時計と生活時間のズレ」
だと思います。
現地で寝ていた時間に、帰国後も眠くなる、というやつですね。
ところが、それだけではないのだ、ということがこの記事でわかります。
時差ボケは到着直後に一番ひどく、日がたつにつれて改善するような印象を持っている方が多いと思うが、実は必ずしもそうではない。到着後数日しても調子が悪い、むしろ不眠や眠気、食欲低下などが到着直後よりも悪化することもある。これは旅疲れだけではなく体内時計同士のズレが原因であることが少なくない。「同士」とはどのような意味なのか?
そう、「体内時計”同士”」のズレ、というのがなかなか治らない時差ボケの原因の一つ。
生体リズムを作り出す基本システムは時計遺伝子群が担っている。今回は詳しく説明する紙幅がないが、我々の体の細胞の1つ1つにリズムを刻むための時計遺伝子セットが整っており、普段の生活ではマスタークロックの支配下で日々の時刻調整をしながらホルモン分泌、神経活動などいろいろな生体リズムを維持している。
つまり体内時計は一つではなく、親時計と多くの子時計で構成されていて、
それぞれが時差ボケから戻ってくる時間がまちまちであることによる、全体のシステムの混乱が
特有の様々な不調を呼んでいるのですね。納得です。
思えば人体は「時差」を前提にデザインされていませんよね。
まさかそんなに移動しちゃうなんて!ニンゲン!みたいな。
時差適応機能は基本的に未実装です。(それでも時間とともに適応していくのがすばらしいですが)
自覚以上にカラダにとっては大変なことなのかもしれません。
GWが終わったところですが、これから夏のレジャーの予定を立てる方も
いらっしゃるかもしれません。海外に行かれる方は、時差ボケからのリカバリに十分なエネルギーを注げるよう
ご自身をケアできるスケジュールをとってあげてくださいね。
時差ボケの対策については上記記事の補講としてこちらに書かれていますが、
わたしはやはり「ボディーワーク」をオススメします。
海外に行くときは、私は帰国後すぐにボディーワークを受けられるよう予約を入れてから行きます!
小笠原 和葉
ボディーワーカー /健康経営コンサルタント/
プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド®(PBM)ファウンダー
代替医療を中心として学術・臨床研究を深めながらさまざまな発信や
コラボレーションを通して新しい健康観「健康3.0」を探求している。
著書「システム感情片付け術」(日貿出版社)
クラ二オセイクラル・プラクティショナー(CHA)アシスタント・チューター
Somatic Experiencing®認定プラクティショナー
東北大学医学部大学院研究生
宇宙物理学修士
趣昧はフィギュアスケート鑑賞。一児の母。