連載・コラム
スイーツとの付き合い方を考える
2018.5.19
こんにちは、岡本彰子(おかもとしょうこ)です。
京都と奈良の境目で、
Magellan編集長 小笠原和葉さん創設の
PBM(プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド®)をお伝えするとともに
精油を使った調香のセッションを行っています。
Magellanでは、身体経由の安心感やリラックスで
自分を内側から支えるメソッド PBMについて
また、リラックスや安心&健康のその先(創造・表現)について
書いていきたいと思っていました。
が、Magellanのオープンを待っている間に、
自分の身に「明日の私を選ぶ」機会が訪れていました。
スタートから、ちょっと辛気臭い記事になりますが、
Magellanの意図の一部に触れるものではないかと思い、記すことにします。
先月、全経過が2~4ヶ月と言われる病気と診断され、
可能な限り、薬を飲まずに自宅で療養するという選択をしました。
セカンドオピニオンも、お医者さんに
「薬を飲まずに療養したいのですが、それで診てもらえませんか?」
と尋ねるのも、初めてのこと。
若い頃から体力のなさを痛感しつつも、大きな病気の経験はなく、
調子の悪さが続けば、たくさん寝てサプリを飲み、
病気になれば、出された薬は使うという暮らしを長く続けてきました。
ここ5年ほどは、健診以外で病院に行くことはほとんどありませんでした。
たくさんの健康情報に触れては、正反対のことが述べられていたり、
一時期「〇〇に効く」ともてはやされた成分が、
後にそうでもないと書かれているのを知るうちに、
面倒臭くなるわ、嫌気がさすわで
なんだかどうでもよくなってしまっていました。
そういう背景を持っていて、これまでとは違う選択をしたのは、
頭とは違うところからやってきた感覚や言葉がきっかけでした。
予想通りの診断名を聞いた時、
(それなら薬を飲んでしのぎながら動こう!)と
考える私の身体の内側では、
安堵感以外にも(わーい、休める♪)と言わんばかりの
ウキウキ感があったのです。
また、処方された薬の副作用を調べたことで、
今の私に必要なのかと疑問を持ち、飲めずにいる時に
(引き受けられない)という言葉が静かにやってきて、
頭にあった重さが、おへそのあたりに下りてきたのを感じました。
まずは、その感覚や言葉を、信頼して動いてみることにしました。
症状が増す中、ネットで病気や病院について調べたり、
セカンドオピニオンで遠くの専門病院まで行ったりと、
自分でもちょっとびっくりするほど動いて、療養の環境を作りました。
こうして、自分の身体の感覚や言葉をキャッチし、
信頼して動けたのには、ここ4年ほどの間に受けてきた
ボディーワークや、PBMを学んだことが関わっていると感じています。
思考に振り回されることを減らし、
自分の身体の自己治癒力の存在に気づき、
身体の感覚を感じることを取り戻し、
内なる声、身体の声と言われるようなものに触れた体験。
それが、「今回の私」にとっての
「明日の私の選ぶチカラ」になったのでしょう。
現在は、この文章をシコシコ書けるほどに回復しております。
外は、気温差が激しいながらも、初夏の緑が美しい季節ですね。
次回は、お庭のこと、調香のことなど、心和む話題でお会いいたしましょう♪
岡本 彰子
プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド®(PBM)トレーナー。香りと植物の探究室 Tatazumai主宰。植物学修士、京都府在住。
「終わらない庭」と名付けた庭のある自宅で、セッションや講座を開催しています。身体の感覚を通して、思考や感情に振り回されずに落ち着きを取り戻したという経験から、身体経由で心を整えるメソッド PBMをお伝えしています。また、精油を使った調香のセッションやワークショップも行っています。Magellanには、ライター&Instagram担当のひとりとして参加。庭づくりと写真撮影は趣味を超えています。