連載・コラム
スイーツとの付き合い方を考える
2021.1.20
こんにちは。半澤久恵です。
2021年も変わらずになのか、変わり続けながらなのか
日々過ぎております。
いかがお過ごしでしょうか。
目に入る情報、耳にするニュースで
今現在もトップを飾るのはコロナや感染などの言葉です。
経済や健康、文化の話題が幾重にも絡まり、
もはやなにが本当だ、とか、どうするべきか、とか
全員に共通する一つの答えを見つけるのが
不可能なぐらい複雑化しているような気がします。
けれど!どのようなときでも
自分の状態が安定していれば
外の状況に関わらず、大波は中波に。
中波は小波にして過ごせます。
ときに飲まれることがあっても、
安定した基盤があることで
また泳ぎだすことができます。
ここで書いた「安定」というのは、
いつでも大丈夫でいる。何があっても動じない、
ということではなく対応できる心と身体。
つまり自律神経系の柔軟性のことです。
✢
自分自身がまず大丈夫な状態でいることは、
心理業界でも定説で。
目の前の人の状態(症状)をトラウマの理解を通してみる
「トラウマインフォームドケア」というアプローチがありますが、
支援者も自分がストレスを抱えているときや
自分の未消化なテーマがあるままでクライアントさんと接すると、
相手の態度がトラウマによる症状ということをすっかり忘れ、
自分が刺激のままに動揺してどっと疲れたり。
ときに対象者に不必要な怒りを感じたり、
避けるような態度になったりすることがあります。
するとその支援者の態度がクライアントさんにとって
「やっぱり私は責められる・わかってもらえない」
「人は結局、私から離れる…」というループになったり。
これはいわゆるトラウマの再演と呼ばれるもので、
避けなければいけないことです。
そしてこれはセラピーやカウンセリングの場だけで起こることではなく、
あらゆる人間関係でも起こることと言えます。
例えば今だったらコロナ対策について自分の意見を主張してくる人や
すごい不安感で動揺している方など周りにいらっしゃるかもしれません。
その「強く主張する感じ」や「とにかく不安そうでやり取りしにくい感じ」
に出会ったとき。
反応のままに「なんだこの人!」という場合、自分も相手も
あまり良い気分にはなりませんよね。
ここが変化のポイントで。
カーっとした人がいたら、相手を反応のままに見るのではなく、
その態度に反応している自分に目を向けます。
今の私に理解と愛をもって目を向けてみるのです。
相手に対して自分はどんな反応をしていて。
その自分はいつもの自分のままか?
最近はどうだったろうか?
すると…
そう言えばいつもだったらここまでカッとしないかもしれないな。
最近けっこう自分もパツパツだったけど気がつかないまま
仕事のことをどうにかしないと、って
ずっとがんばってたなー。
とか
あんまり眠れてもないよなー
とか
実は自分の中にもなにか主張したいものがあったり、
本当は結構不安を感じていたけど、大丈夫と自分に言い聞かせていたり。
もしくは自分はいつも言い負かされる、、、
というような無意識にある自分のイメージが刺激されていた。
ということもあるかもしれません。
最後のほうはセラピーレベルの深い気づきですけども!
ともかくそうして
自分の様子に気がつくと
見過ごしていたストレスや、スルーしていた大事な気持ちなどが
見えてきて、そこを自分で回復することができます。
エネルギーが戻った自分になったとき、
再び目の前の人はどう見えるか。
十分なあなただったらどう対応するでしょうか。
ピリピリの静電気を帯びているドアノブに
お手入れなしに乾燥したまま触れたら
めっちゃバチバチきますが、
触れる前に放電していたり保湿したりしていれば
バチン!は起きませんね。ということです。
この例え伝わりますでしょうか、、
今は世の中の状況的に誰もがバチバチなりやすいときかと思うのです。
そんなときにバチバチ同士でいるとそりゃバチーンも激しくなるわけで。
まずは自分の気持ちや体はどんな状態だろう?
エネルギーは満ちている?
余裕はどれくらいある?
疲れはどうかな?
こうしてたっぷり内を満たして。
自分の中に安心と安全の足場をつくりませんか。
そうして外をみたら
そこにはどんな人や世界が見えるでしょう。
自分のフィルターに気づくこと。
本体をたっぷり充電すること。
日々のラクさが増えていくコツかもしれません。
人の共鳴については小松ゆりこさんが
こちらのMagellanの記事で書かれています。
『「ハートに意識をおく」ことで、安心安全の磁場を広げる〜「ハートを科学する」ハートマス研究所のお話』
寒さは厳しいですが着実に春に向かっていますね。
どうぞ暖かく、小さな楽しみたくさんでお過ごしください。
半澤久恵
公認心理師/AROHAM Holistic Healing Salon主催
SEP/ソマティック・エクスペリエンシング プラクティショナー
英国Holistic Healing College ホリスティックヒーリングカウンセラー
ハートレジリエンス協会 OAD心理セラピスト
JMET認定 EFTトレーナー
「より楽に生きる」ための心身へアプローチするセッションを提供。
個人セッションのほか、セミナーや講座で心理学やセラピスト養成なども行う。
20年ほど心身の探求をしながら、アロマセラピスト→ボディワーカー→心理セラピスト→公認心理師
→途中での様々な学びを統合し、今に至ります。百人百様の心身に、そのときの最適なものを提供するスタイルです。
変化し続ける生命の現れに触れながら、その動きの不思議さに魅了され続けています。
私自身の生きづらさから始まった、ヒト・人生・生きることへの研究は深めれば深めるほど豊かな世界を広げてくれます。
ストレスや苦しみ、病気は一見ネガティブだったり、排除したくなる感じかもしれません。けれど、その真裏にはそれ以上の希望や夢、愛、などがあって。「生命の本質ってこっちだったのだな。本当にいろいろ大丈夫だったのだな。」ということがわかってからは、そのことを分かち合いたく、日々セッションやセミナーを通してご一緒しています。
心や身体のつっかかりが取れて。一人ひとりが伸びやかに過ごす。心地よく在る人が増えていく。そんな世の中ってどうだろう!と鼻がふくらむ毎日です。
いろいろな形で世界中に心地よいが増えていきますよう。
好きな言葉:「こころは自由に 身体は軽く」「自然はその理に従う」
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