2022.8.13

寄り添うと、沿う

こんにちは。半澤久恵です。
 
先日、ふと見た動画で心に残る言葉がありました。
特別養護老人ホーム「よりあいの森」所長の
村瀬孝生さんのインタビューだったのですが
 
「“沿う”の方が近いんですよね感覚的に。
“寄り添う”って共感とか、ちょっと意味がついてきそうでしょ。」
 
“ちょっと意味がついてきそうでしょ”に
なんだか自由と尊重の気配を感じます。笑

 
村瀬さんの言葉はこう続きました。
 
「意味があるから一緒に歩くわけじゃないし、
共感しているから歩くわけでもない。
その人が必死に歩こうとしているし、底のたどり着く先が
たとえあなたの思うようなたどり着く先じゃないことを
我々がわかっていても一緒にさまよう」
 

寄り沿う、深い。

 
改めて二つの“そう”を調べると
 
 
【沿う】
長く続いている何らかのものに、並行する形で続くもの、したがう(follow)
 
【添う】
誰かや何かのそばにくっついて、一緒にいること、そばにいる、加わる
 
 
とありました。

こうしてみると“沿う”には互いにほどよいスペースがあり、
近くなったり距離をとったり、自由や風通しを感じます。
 
どちらが良いということではないけれど、セラピーの場では
添うと沿う、どちらも大事で、過程にあわせて
したがっていったり(本人の意志についていく)行き来している感じかな。
そんなことを振り返ったりもしていました。
 
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“寄り沿い”からもう一つ、感じたことがありました。
 

お年寄りがありのままの姿で過ごせる介護を追求してきたという村瀬さん。
 
「よりあいの森」では一人ひとりの老いを尊重した介護を提供されていて、
お年寄りたちが規則的な生活リズムで過ごすのではなく、
スタッフが一人ひとりの状態を見て、そのときに必要なことをします。
 
朝も起きるときに起きる。食べたいなら、食べる。
 
 

『それぞれの様子・状態をみて、沿ったことをする』
 
 

実はとてもシンプルなことなのに、介護、ケア、セラピー、
いろいろな場面で、逆のことが起こりやすくないでしょうか?
 

逆というのは、すでにある答えにあわせて個人を向かわせる方向。
 

たとえば“健康”という言葉。
広告でみるような一般的なイメージがあると思いますが
一人ひとりの健康観を聞いてみると
 

「病気をしていていないこと」
「痛みがなこと」
「運動ができること」
「長生きしている人」
「笑顔でいる人」
「体が病気でも心は穏やかな状態」
 

など、全然ちがうこともあります。
 

均された最大公約数のほうに視点をあわせると
その人(や自分)の存在がぼんやりして大事なこと、
つまりその人自身や自分のこころも見えにくくなります。
 

答えは人の数だけあり、答えもその人の中にあるのに
外に探しにいくって、ある意味謎めきです。
 

忙しいときには考えるより用意されたものを選ぶって、
ラクだし、ある意味自然なことかもしれません。
 

しんどきときには感覚や感情を味わうとか
そういう気持ちにもならないかもしれません。
 

私も手軽さは好きですし、適当にすることもしょっちゅうですが
ときには感じたり考えたり、自分や相手にたずねる。
とりとめない話をする。ぼんやり待つ。
そんな時間に、けっこういいものがあるような気がします。
 

皆さんはいかがでしょうか。
 

面倒くさい。けどやっぱり大切だなと思うことありますか。
意味ない意味ある時間、過ごしていますか。
 
 

〇お勧めリスト〇
 

別名 村瀬孝生さん推しリストです。笑
どれもおもしろかったのでよろしければご覧ください。
 

「よりあいの森」を紹介した短い動画(クローズアップ現代の一部)>>

本:「シンクロと自由」>>

動画:湯リイカ>>

ポッドキャスト 井戸端かいご 第35回>>

 
 

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半澤久恵

セラピスト/AROHAM Holistic Healing Salon主催

英国Holistic Healing College ホリスティックヒーリングカウンセラー
一般社団法人ハートレジリエンス協会 OAD心理セラピスト
Somatic Experiencing®中級修了
JMET認定 EFTトレーナー

「より楽に生きる」ための心身へアプローチするセッションを提供。
個人セッションのほか、セミナーや講座で心理学やセラピスト養成なども行う。
 

20年ほど心身の探求をしながら、アロマセラピスト→ボディワーカー→心理カウンセラー
→すべて統合した今に至ります。百人百様の心身に、そのときの最適なものを提供するスタイルです。今でも完成形ではなく、かと言って足りないでもなく。。
変化し続ける生命の現れに触れながら、その動きの不思議さに魅了され続けています。

私自身の生きづらさから始まった、ヒト・人生・生きることへの研究は深めれば深めるほど豊かな世界を広げてくれます。

ストレスや苦しみ、病気は一見ネガティブだったり、排除したくなる感じかもしれません。けれど、その真裏にはそれ以上の希望や夢、愛、などがあって。「生命の本質ってこっちだったのだな。本当にいろいろ大丈夫だったのだな。」ということがわかってからは、そのことを分かち合いたく、日々セッションやセミナーを通してご一緒しています。

心や身体のつっかかりが取れて。一人ひとりが伸びやかに過ごす。心地よく在る人が増えていく。そんな世の中ってどうだろう!と鼻がふくらむ毎日です。
いろいろな形で世界中に心地よいが増えていきますよう。

好きな言葉:「こころは自由に 身体は軽く」「自然はその理に従う」


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