2018.9.18

地球と私たちの内側にある、尊い静けさ

Touch for World代表・パーソナルセラピスト 小松ゆり子 です。
「Magellan」では、五感至上主義者&セラピストの視点から「明日を選ぶ羅針盤」となるあれこれを綴っています。

 

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自然が大暴れした平成最後の夏の終わり。

 

 

東京の真ん中のアトリエにセラピーを受けにきてくださったのは、熊本、長崎、広島、京都、北海道…と、日本各地からわざわざ足を運んでくれた方ばかり。

 

こうしてゆっくりセラピーを受けていただけるのは、いろんな意味でありがたいことなんだなぁ、と実感することが多かった。

 

昨日は「地震で少し揺らいでいるので、バランスを整えたい」ということでいらしてくださった、北海道からのお客様。揺れや1日程度の停電はあったものの、ご無事で本当になにより。

 

 

「不謹慎かもしれないけれど…。停電の時に本当に真っ暗で、とても静かで。空の星がそれはそれはキレイだったんですよ。」

 

 

 

それを伺った瞬間、目の前に「銀河鉄道の夜」のような光景がブワーッと広がったような気がした。

 

 

その尊い静けさは本来この地球が持っていたもの。そして、私たちの内側にもあるもの。

 

 

 

「でも電気がつき始めて、様々な情報が流れるようになったら、途端に街全体がザワザワして。買い占めなんかもそうだし、すごく落ち着かない感じになったんです。」

 

そして、この1週間の間に気づけば少し髪の毛が抜けてしまったという。
自分が思っているよりも、無意識の領域はきっとストレスを受けている。

 

「東京に来て、少しホッとしました」

 

と、おっしゃるのを見て、自分も311の後にサンフランシスコへの旅を強行し 「あぁ、ここでは思う存分に空気を吸っていいんだな」と、思いのほかストレスを溜めていた自分に気づいたことを思い出しました。

 

 

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セラピーの時、精油はペンデュラム(振り子)で選んでいます。

 

もちろん体調や心理状況に合わせ、知識を使って選ぶこともできるのだけれど。

わたしのセラピーを受ける方はどちらかというと「禊」感覚というか、人生のエネルギーを賦活する飛び道具のように受けにきてくださる方が多いのです。

 

 

「今、どんな風になりたいか」をお伺いし、ペンデュラムというある種の筋反射テスト的な要素で、その方を後押ししてくださる精油を全くの先入観なしに選び、その精油からのメッセージを読み解いてみる。

 

そしてその精油を嗅いだ時の「感覚」「印象」を言語化しながら対話をしてみると、思いがけない気づきが得られることも多いのです。

 

 

今回選ばれたのは、ライム、ベチバー、フランキンセンス。

肉体的にしっかり地に足をつけ、自分のスピリットの軸を整えながらも、あくまで軽やかに。

 

 

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身体はなんでも知っている。

身体の英知、無意識領域の自分を尊重する。

顕在意識領域の自分にできることももちろんある。

身体から整えることを、意識すること。

 

 

 

マインドフルなタッチで全身に隅々まで触れ、解放してゆくオイルトリートメントは、こんな時に最適だなぁと思います。

そして、芳しい精油や、温めた石たち、体内の水を震わせる音の周波数が、セラピーの中で起こる変化をさらにサポートしてくれる。

 

ただ感覚に身を委ねるだけで、手放すべきものは自ずと離れ、あいたスペースに内側から何かが満ちてくる。

 

 

そうやって「体感」を大事にする一方で、来るべき時に備えてこういう知識を頭の片隅に携えておくことも、とても大事だと思います。

 

札幌にお住いでご自身も地震を体験されたトラウマセラピストの藤原ちえこさんがシェアしてくれていた、「災害直後のトラウマ予防ケア」。

 

 

もう1週間、まだ1週間。

 

ちょっと長いですが、そろそろ内側のバランスの崩れが表面化する頃だと思いますので、ぜひご一読ください。

 

 

【災害直後のトラウマ予防ケア】(藤原ちえこさんのFacebook投稿よりシェア)

 

大震災のようなトラウマ的な出来事が起こると、私たちの安心感と、将来を予測できるという感覚が脅かされます。これによって私たちの中の強い身体的・感情的反応が引き起こされることがあります。こうした反応は正常です。災害直後のトラウマ予防ケアは、あなた自身、家族、友人たちがトラウマ的な出来事を目撃したり、聞いたり、実際に体験したことに対して、どのような援助ができるかについての情報を与えるものです。

 

 

■やるべきこと、やってはいけないこと

• 身近な人の安否をできるだけ早く確認するようにしましょう。必要な情報を得るため、ニュースを一定の時間だけ視聴し、それからテレビやラジオをしばらくの間消しましょう。さらに情報を得るために、2時間ごとにテレビをつけてもいいですが、そこで繰り返し流されるトラウマ的な映像には引き込まれないようにしましょう。こうした映像は、我々を取り込む並はずれた力を持ち、後で気分が悪くなることが分かっていてもスクリーンの前から動けなくしてしまいます。テレビを見続けたいという誘惑に抵抗しましょう。

 

• 孤立してはいけません。家族や友人で集まり、お互いをサポートしましょう。身近な人の理解やサポートによって、私たちははるかに早く悲劇に対応できるようになります。たとえ私たちが他の人よりもうまく対処できているとしても、他の人の恐怖と無力感を認めることは何よりも大切なことです。ショックな出来事に対する人の反応はそれぞれ異なります。正しい反応、間違った反応があるわけではありません。

 

• あなたの反応が自分だけ、あるいは友人の助けだけでは対処しきれないほど強いと感じる場合は、専門家の助けを求めましょう。これはあなたがおかしかったり、弱かったりするということではありません。

• 何もやることがないという時間を持たないようにし、なるべく計画的なスケジュールを立てましょう。

 

• 近所のYMCAや教会などの集会所でグループを組織し、集まりましょう。

 

• 自分の持つリソース(資源)、つまり自分を落ち着かせたり、強く感じさせたり、より地に足がつくように感じさせる助けになるようなものに何でも注意を向け直すことが重要です。人、活動、場所といった自分のサポートシステム全般に注意を向け直しましょう。映画や編み物、庭いじり、料理、子どもやペットと遊ぶ、自然の中に行くなど、自分が没頭できることをやってみましょう。

 

• 自分の感覚、感情、考えを書き出しましょう。書くことで不安を解放し、コントロールを取り戻すのに役立ちます。

 

• 十分に休息しましょう。非常時はアドレナリンに 突き動かされ、身体を疲労困憊させがちになるので、意識的に休みましょう。

 

• 他の人や自分に、トラウマを深めることになるような反復的な方法で自分の体験を語らせないようにしましょう。代わりに、この悲劇/大惨事についてお互いに聴き合うサポートをしつつも、始めから終わりまでを全部一度に話さないようにします。自分が感じている感情を、たとえ嫌なものであっても感じるようにしてみましょう。怒り、激怒、復讐心は人災の後に起こる非常に自然な反応です。自分の感情を感じ、それを理性的な枠組みの中で表現しましょう。これによって、自分を圧倒することなく感情を感じることができ、強迫的思考にとらわれないですむようになります。

 

• 感情は行動ではありません。生産的な行動を取るようにしましょう。

 

• 活動を続け、病院でのボランティアや、献血をしましょう。お金を寄付したり、被災者のヘルプラインで援助することもできます。トラウマを受けた友人や家族の話に、もし彼らが怒っていたり、責めたりしても批判することなく耳を傾けてみましょう。彼らが一人になれるよう、彼らの子どもを預かったり、家事を手伝ったりしてみましょう。

 

 

■心理的な反応

 

悲劇が起きると、人はさまざまに異なる反応をするものです。順番にそれをすべて感じてみましょう。悲嘆や受容の前に、多くの場合最初はショック、次に否認、怒り、うつを感じます。

 

• しばらくの間ショック、茫然自失、解離状態にある人もいるでしょう。彼らは時間感覚、場所の感覚、あるいは人との関係が分からなくなったりします。麻痺していたり、恐怖や痛みから切り離されたように感じる人もいるでしょう。

 

• 恐れや深い悲しみ、不確実感や無力感を感じることもあるでしょう。こうした感情は正常なものであり、やがて消えていくでしょう。

 

• 混乱したり、うまく思考や集中、記憶や問題解決ができなくなることもあるでしょう。うつ、疲労、休息できない、どこかへ消えてしまいたい感じもするかもしれません。こうした感情は、長く続かない限りはすべて正常です。

 

• 動揺したり、不安、過度に警戒したり、いらいらしやすかったり、感情をコントロールできなくなることもあるでしょう。そのような時は自分を落ち着かせてくれる創造的な表現活動に従事してみましょう。家族や友人と共にいることは、落ち着く助けになります。

 

• 疑心暗鬼になったり、被害妄想に陥ったりすることもあるでしょう。激しい怒りや、反社会的行動に参加したくなったりもするかもしれません。非常に批判的になり、すべての人を責めたくなったりもするかもしれません。友人と話し、自分の印象が正しいかどうかをチェックし、彼らと分かち合えないようなどんな行為にも従事しないようにすることが大切です。

 

• 子どもたちは、まとわりついてきたり、怖い夢を見たりする場合があります。腹痛や頭痛を訴える子どももいるでしょう。代わりに攻撃的な行動を取る場合もあるかもしれません。これは正常なことです。何日間かこうした状態が続くかもしれませんが、そのうち終わります。彼らは安心で守られていると感じることが必要なのです。

 

 

■身体的な反応

 

• この種のストレスに対して、身体的な反応が出ることは自然なことです。なのでこうした反応を怖がらないようにしましょう。「活性化」のサインを認め、それを怖がらないことが大切です。

• 心拍が速くなる
• 呼吸困難
• 血圧の上昇
• 胃が縮む、喉がつかえる
• 筋肉の震え
• 皮膚が冷たくなり、思考がぐるぐるする

 

• 上記のような反応に抵抗しなければ、やがて消えていきます。

 

• 睡眠困難や、過食や、塩辛いもの・甘いものを食べたくなったり、アルコールやドラッグを過剰に摂取したくなったりするかもしれません……最良の「解毒剤」はこれらやその他の衝動に気づき、自分は深く動揺しているのだという事実を受け入れることです−−それによってこうした感覚は消えていくでしょう。

 

• 人によっては、未解決の古いトラウマが再度呼び起こされるかもしれません。安心感と信頼感が揺るがされたかもしれません。彼らには自分の名前、実際の年齢、今日の日付と場所を思い出してもらう必要があります。

 

• 人々の症状は多種多様であるでしょう。こうした症状はずっと続くことも、現れたり消えたりすることもあります。ひとまとまりの症状群として起こることもあります。

 

 

■役に立つ反応

 

私たちは、自分たちの神経系が過剰に刺激されたときに、どのようにそれらを解放するかを理解することで、神経系のバランスを取り戻すことができます。以下はその例です。

震え、発汗
身体の温かさ
お腹が鳴る
深い呼吸
泣く、笑う

 

こうした反応は良いものです。つまり、エネルギーのいくらかを解放し、バランスを取り戻しつつあるということです。私たちがやるべきことは、ただ身体に何が起きているかを、批判することなく観察することです。自分たちがどう感じるかをただ感じるままにして、それがやりたいことをやるだけの時間を与えてあければ、身体は自らバランスを取り戻す内的な力を持っているということを理解するだけでいいのです。

 

 

■やるべきこと

 

「グラウンディング(地に足をつけること)」し続けることが非常に重要です。もし方向感覚を見失ったり、混乱したり、取り乱したり、信頼できない感じがしたら、以下のエクササイズをやってみるといいでしょう。

 

• 椅子に座り、地に足がついているのを感じます。太ももを押し、座面に触れるお尻を感じ、背中が椅子に支えられているのを感じます。周りを見回し、赤か青の色がついているものを6つ選びます。

これにより今この瞬間にいること、より身体が地についていることを感じられるようになります。呼吸がゆっくりと穏やかになっていくのに気づきましょう。

外に出て草の上に静かに座りたくなるかもしれません。地面に座りながら、大地にお尻が支えらているのを感じてください。

 

• 次に紹介するエクササイズは、身体が感情を囲い込む「入れ物」として感じられるようになるためのものです。

身体の各部分を手でやさしくぱたぱたとたたいてみましょう。手首に力を入れないようにしましょう。あなたの身体がよりちくちくしたり、生き生きしたり、はっきりと感じられるかもしれません。感情によりつながりやすく感じられるかもしれません。

 

• もう一つのエクササイズは、部位ごとに筋肉を緊張させることです。

胸に腕を巻き付けて肩を抱き、しっかり握り、腕を上から下までたたきます。同じことを足でも行います。足を緊張させ、外側からつかみ、足を上から下までたたきます。

背中を緊張させ、身体の前を緊張させ、それからゆっくりと緊張をゆるめます。これによってあなたや周りの人がよりバランスを取り戻す助けになるでしょう。

 

• スポーツや、エアロビクス、ウエイトトレーニングは、うつ状態の回避や攻撃性のはけ口として役に立ちます。

 

 

もしあなたが、祈りや、偉大な力を信じているのであれば、犠牲者の魂の安らぎや、負傷者の回復、悲嘆からの癒しを求めて祈りましょう。

平和、理解、英知、善なる力が繁栄することを祈りましょう。存在の基本的な善性に対する信念をあきらめず、人間性への信頼を保ちつづけるようにしましょう。

 

最後に、私たち人間は非常に回復力のある存在で、これまでに起こったどんな恐ろしい悲劇からも復活してきました。さらに、私たちがトラウマを癒し、その可能性に心を開くとき、私たちにはトラウマによって自分たちを変容させる力が備わっているのです。

 

 

(文責:ジーナ・ロス/ピーター・リヴァイン。 本文の内容はトラウマ療法ソマティック・エクスペリエンスなど複数のメソッドに依った。訳:藤原千枝子)

 

 

■ヴァイタル ・タッチセラピー
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小松 ゆり子

Touch for World 代表/パーソナル・セラピスト/五感至上主義。音楽レーベル宣伝部プロモーターを経て、自然療法の世界へ。現代人の「身体性」を取り戻すこと、「心と身体、世界をつなぐ」をテーマとし、南青山のアトリエ「corpo e alma(コルポ・エ・アルマ)」を中心にセラピーやセミナーを行い、執筆、監修 も多数。東洋的な押圧とロングストロークやストレッチングを多用し、植物や鉱物の力をフュージョンさせたオリジナルメソッド「ヴァイタル・タッチセラピー」を提唱し、密度の濃い「パーソナル」なスタンスでオーダーメイドの施術を行う。音楽、カルチャーとセラピーを融合するイベントも多数開催。趣味は世界の癒しに触れる旅。

https://ameblo.jp/yurikokomatsu/