連載・コラム
スイーツとの付き合い方を考える
浜松・わかば鍼灸整骨院の、ひないじ みきです。
このお正月明け、私ははじめて、
「休み明けに通常のペースに戻せない苦しみ」
というものを、たんまりと味わいました(笑)(今も??)
「社会適応してるフリの仮面を外したい…」という
ホンネの自分が色濃くなってきたのでしょう。。(^^;
そんな状態でも書かずにいられなかったコト、
ことし最初のマゼラン記事をお送りいたします。
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私の治療院の開院当初なので
13年前のことですが、
ある女性の患者さまが
「小6の娘の肋骨に、
ちょっと飛び出ているところがある。
将来ブラジャーをするようになったら、
差し支えるかも、と気になるので、
調整してほしい」と、
娘さんを連れてこられたんです。
肋骨を確認したうえで、
まずは足の指から遠隔的に、
肋骨の調整をしていったのですが、
この娘さん、お名前は仮に、
ゆきちゃん、と書くことにしますが、
最初いらしたときね、ニコニコしてるけど、
ちょっと心細げな、
か弱い雰囲気だったんです。
でもね、
◼︎あるときから、ガラッと変わっちゃったんです
最初の頃は、
施術を受けながら話してくれることが、
クラスメートとの人間関係の悩み。
どうも気の強い、いじめっ子がいるらしい。
それが、
あることをお教えしたあとから、
ガラッと変わっちゃったんです。
なんか、堂々として元気になったし、
いじめっ子のことが、話題に出なくなった。
クラスメートとのつきあいも、
話したいほどの悩みもなさそうな。。
お母さんも
「最近、ゆきが、クラスメートのことを
愚痴らなくなった」とおっしゃってた。
そしてある日、
施術を受けながら話してくれたことには、
「きょう、クラスで当番だったんだけど、
朝の会のとき、みんなを見て、
『みんな成長がないなー、』って思った」
と、低い声で言うのです(笑)
そして、ゆきちゃんのお父様は
お仕事の転勤が多く、
ゆきちゃんもたびたび転校しているのですが
『どの学校もおなじ』
と、冷めた口調で言うのです(笑)
ぃやービックリしたね!!!( ̄▽ ̄;)
最初に会ったときは
か弱げだった女の子が。。。
◼︎ 彼女になにを教えたか、っていうと
そこからだったのです、
彼女が変わり始めたのは。
カラダの軸がとおり、
腰肚が据わったんですね。
肋骨の調整をしていたのも良かったと思います。
肋骨も、呼吸や精神状態には重要ですから。
◼︎カラダを整えることは、重要なツール
・・・子どもさんのことをご相談くださった
患者さまとお話していて、
ゆきちゃんのことを思い出したので、
こちらにも書きました。(*^_^*)
ゆきちゃんの場合は、
パズルのピースの最後のひとつが
鼻呼吸と肋骨調整でピタッとはまった
劇的なケースですが、
カラダの状態って、
私たちが自覚しているよりもずっと、
気持ちや思考に、影響しているんです。
「腰がひけてる」という心理状態のときは、
ホントに、腰椎の位置が後ろにひけているんですよ。
胸が痛む思いをされてる方は、
胸の後ろ側、つまり背中に反応が出ています。
はらわたが煮えくり返るような思いをされた方は、
煮えくりかえった名残りが
お腹に残っています。
カラダを打撲された後遺症は
もちろんカラダに残りますが、
お財布落としちゃったとか、
嫌なこと言われたとか、
精神的な打撲も、カラダに残るのです。
Magellan読者の方ならご承知のことですが、
「感情=自律神経の状態」だものね。
あのね、
「カラダさえ整えばスッキリ悩み解決よ!」
みたいな、安直なことは言いません。
だけどね、悩みがちな方や、
スッキリと生きたいんだけど、なかなかキッカケが・・、
という方には、
セルフケアなどで
からだを安心させて、落ち着かせる、
ということや
施術を通して、
安心できる、落ち着いた状態を
カラダに反復学習させてあげることは、
パズルのピースを埋めていく
重要なツールになる、ということ、
是非とも、お伝えしたいのです。
ひないじ みき
鍼灸師、柔道整復師、鍼灸教員資格。
静岡県の浜松で、整体とお灸を主にする治療院をしています。
施術もブログも、シンプル・明るい・中庸なものが好きです。
・・自分ではそのつもりなので、患者さまから「マニアック」と言われると、コレ普通でしょ??と驚くときも。
インターネットとの接触を最小限にする生活も、模索中。
ブログ:『福』が生まれるカラダづくり