連載・コラム
スイーツとの付き合い方を考える
一年ほど前に引っ越しをしてから、めっきり運動習慣が
減ってしまい、体重&体型的にはちょっとまずいことになってはいるのですが、
それとは全く関係ないところで、
「カラダが進化している」のを感じます。
思い当たることの一つは、ボディーワークの先輩でロルファーの扇谷孝太郎さんの
「カラダが進化する解剖学講座」という講座にでていたこと。
内容はかなりコアなものですが、その分通り一遍じゃない、
オタクな臨床家が現場でつかんだ奥深い真実が詰め込まれていて
わたくしは、半分レジャー気分で出かけておりましたのに(す、すみません・・・)
骨盤底や股関節の周辺に新しい感覚が生まれたのを感じています。
それからこの数ヶ月お世話になっている由紀さんのピラティスも効いている。
アリゾナの解剖学実習で知り合ったのですが、
由紀さんのピラティスを受けたら、今までの色んな人から受けた
プライベートレッスンなんだったのかと・・・。
経験値とか、相性の大事さを思い知りました。
写真は、最初の頃におすすめされたテニスボールの代わりに使って
足の裏を刺激していたアイテム。
ヒールを履いてうっかり疲れた日のメンテナンスなどにも良いです。
硬さが違う2種類を用意しています。
さらには、「椅子」。
椅子プロジェクト始まっていますよーー!
楽しみにお待ち下さいね〜。
いい椅子を、試したのです。
ピラティスについても、椅子についても思ったのは、
質の良い&自分にとって未知の動きは、ほんの短い時間しかやらなくても
カラダへのインパクトがものすごく大きく、
ぐっとカラダが進化するのだ、
ということ。
いかに日頃、自分が長年の習慣で身につけてきた
数少ないパターンの中でしか動いていないか、
つまり「クセでしか動いていないか」ということを思い知ります。
私は長年薄くヨガを続けていますが、
運動していても、それがヨガだろうとストレッチだろうと、
なんか結局自分の得意な動きに持ち込んでしまっていて、
使えていないところは使えないまま残っていることが往々にしてあります。
時々、プロや「道具(マシンとかも含む)の力」によって
質の良い、普段とは違う身体の動きをインプットしてあげるのは
とても効果的。
ちょっと、オタクすぎる内容になってしまいましたが^^
何しろ私は嬉しかったのです。
体力が衰えたり、年をとっていくことを感じることはあるのだけれど
(昔の写真見たりとか、笑)
でも「進化」っていくつになっても出来るんだなあって!!
歩いている時に今までと違う感覚で、カラダがしっかり支えられているのを感じる、とか
外反母趾気味だった指がだんだん真っ直ぐになってきているとか、
座っている時に姿勢が崩れにくくなってきたのを感じるとか。
アンチエイジング、でも、鍛える、でもないんです。
「進化。」
勢いづいて、運動習慣を取り戻そうと、
「一日一分でも何やかる」
と決めたら、さらに変わってきました。
意識を向ける、ってただそれだけで、すごい。
逆に、意識を向けないことで、漫然と曇っていく部分も多いということ。
朝起きて、
今日は大事な仕事の日なのになんとなく感覚が鈍いな、っていう日
ありませんか?
私はそんな朝、全身を、ただ撫でるんです。
足から、おしり、おなか、うで、頭・・・
みたいに、順番にまんべんなく、カラダの各場所を繋けていくように
ただ撫でるんです。(服の上からでOK)
それだけで、ガラスの曇りが取れるように
細胞が息を吹き返していくのを感じます。
自分にあっていれば、どんなやり方でもいい。
意識を向けてあげることで、
カラダはいつでも進化していける!
由紀さんが言っていた。
生きていれば、
死ぬ直前まで、「進化」は出来る、って。
この自信は、かなり人生を支えるなあと、思います。
小笠原 和葉
ボディーワーカー /健康経営コンサルタント/
プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド®(PBM)ファウンダー
代替医療を中心として学術・臨床研究を深めながらさまざまな発信や
コラボレーションを通して新しい健康観「健康3.0」を探求している。
著書「システム感情片付け術」(日貿出版社)
クラ二オセイクラル・プラクティショナー(CHA)アシスタント・チューター
Somatic Experiencing®認定プラクティショナー
東北大学医学部大学院研究生
宇宙物理学修士
趣昧はフィギュアスケート鑑賞。一児の母。