2018.11.14

”シャブ山シャブ子”と依存症への誤解

依存症
プレジデントオンラインにこんな記事を見つけました。
 
 
  
 
”シャブ山シャブ子”というワードがトレンドに上がっているのは知っていましたが
こんな事になっていたとは・・。
  
 
芸能人やスポーツ選手の薬物使用が取り上げられても、スキャンダルとして
「本人の心がけの問題」として個人を攻撃し、根本的な議論がされることも
正しい情報が広められることもないまま、そのニュース自体が「消費」されただけで終わってしまう、
ということが延々と繰り返されているのは本当に悲しいこと。
 
 
 
以下引用です。
 
『薬物依存症もまた、他の精神障害と同様、精神保健福祉法や国際的な診断分類にも明記されたれっきとした精神障害であるにもかかわらず、わが国では依然として犯罪とする見方が優勢なのでしょう。そうしたわが国の捉え方は時代遅れです。すでに諸外国では、薬物問題を犯罪としてではなく健康問題と捉えることが主流になっています。』 
 
『かつて重篤な精神障害やハンセン病を抱える人たちが、社会からの隔離・排除の対象とされ、深刻な人権侵害が許容された不幸な時代がありました。そして、いまだそれと同じ扱いを受け続けているのが、まさに薬物依存症なのです。』
 
 『私は、約30年前、民放連が行った啓発キャンペーンのコピー、
「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」や、学校における薬物乱用防止教室の影響は無視できないと考えています。そうした啓発では、薬物依存症者はきまってゾンビのような姿で描かれています。このような偏見に満ちたイメージを人々に植えつけた結果、国内各地では、依存症リハビリ施設建設の反対運動が起きています。なにしろ、その施設に集まってくるのは、「人間をやめた人たち、ゾンビのような人たち」なのですから、地域住民が反対するのはあたりまえです。 「シャブ山シャブ子」は、わが国の啓発キャンペーンが作り出した不適切な薬物依存症者のイメージとぴったり当てはまったのでしょう。それだけに私は、今後、「シャブ山シャブ子」という名前が、女性の薬物依存症者を揶揄する言葉として流布されることを危惧しています。』
 
 
依存症は、病気です。きちんとした治療が必要であり、治療で治していくことが可能なものです。
このことがどうぞ広く知られますように。
 
 
▼依存症や治療法についてはこちらなどが参考になります。
 
特定非営利活動法人アスク
 
臨床心理士新井励先生に教えていただいたこちらのページも。
松本俊彦先生

小笠原 和葉

ボディーワーカー /健康経営コンサルタント/
プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド®(PBM)ファウンダー
代替医療を中心として学術・臨床研究を深めながらさまざまな発信や
コラボレーションを通して新しい健康観「健康3.0」を探求している。
著書「システム感情片付け術」(日貿出版社)
クラ二オセイクラル・プラクティショナー(CHA)アシスタント・チューター
Somatic Experiencing®認定プラクティショナー 
東北大学医学部大学院研究生
宇宙物理学修士
趣昧はフィギュアスケート鑑賞。一児の母。

http://pbm-institute.jp/